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報告書に記載する事項

本ページでは、弊所が作成する騒音測定報告書において、どのような事項を、どのような考え方で整理しているかをご紹介します。
様々な解析手法を用いて騒音の状況を「見える化」し、第三者との協議の場において、状況が正確に共有される資料作りに努めています。
以下は、その一部の例です。

騒音の時間分布図

騒音の発生時刻と最大値を時系列で整理し、音がどの時間帯に集中しているか、また、どの程度のレベルで発生しているかといった傾向を、騒音の見方に不慣れな方でも一目で把握できる図です。
さらに、音を分類して色分けすることで、音の種類ごとの発生時刻やレベル帯を明確に把握することができます。
一見して発生数や頻度も分かるため、騒音被害の実情を直感的に「見える化」する資料といえます。

騒音の時間分布図 騒音の「見える化」 音の分類

分布特性の確認(度数分布・累積相対度数)

測定値のばらつき方を確認し、代表値やレンジ指標を用いた評価が妥当かどうかを整理します。 度数分布および累積相対度数分布は、測定値が一部の極端な値に引きずられていないか、また、全体として安定した分布を示しているかを確認するための資料です。 分布の形状を確認することで、中央値や90%レンジ、上端値といった統計指標を、測定結果の根拠として用いる前提条件を整理することができます。 つまり、度数分布・累積相対度数分布図は、測定値のばらつき方を確認し、代表値やレンジ指標による評価が妥当であるかを示すための有効な資料となります。

統計 ばらつき 90%レンジ上端値

周波数分析(低周波音の評価)

対象音に対して周波数分析を行うことで、音の性状(どの周波数帯域にエネルギーが集中しているか)を把握することができます。 また、環境省が示す「低周波音による心身に係る苦情に関する参照値」との比較を行うことが可能です。 騒音レベル自体が必ずしも大きくない場合であっても、低周波音成分が参照値を上回っている場合には、不快感、圧迫感、イライラ、不眠等の体調不良の原因が、低周波音である可能性が考えられます。 このため、問題となる音の発生状況に対し、周波数構成の確認は重要な補助資料となります。 さらに、対象音を事象ごとに分類したうえで周波数分析を行うことで、どの種類の音が特定の周波数特性を有しているかを整理することが可能となり、原因となっている音の切り分けに役立つ場合があります。

周波数分析 低周波音 参照値

視聴用データ(QRコード)

各種の図表により騒音の状況を整理しても、音の性状(音質)を第三者間で共有するには、実音の聴取が最も確実です。 報告書内に視聴用QRコードを記載する事で、いつどのような場所であっても対象事象の録音データを視聴可能とし、協議の場で速やかに実音を確認できるようにしています。 視聴データは、聞き取りやすさを考慮して再生レベルの調整を行う場合がありますが、当該事象のレベルは同一ページに示すレベル波形図に示しているので、実際の音の大きさを誤認する恐れはありません。 また、視聴データには管理番号を付与し、発生時刻および事象(分類)と対応付けることで、録音データがいつ発生した何の音であるかを明確にしています。

録音データ 視聴用QRコード 実音

騒音レベル波形との記録照合(データの同定・取り違い防止)

観測記録とレベル波形の変動を照合することで、対象事象の同定を行い、後続解析の信頼性を担保します。 解析の前提として、発生記録(時刻・事象)とレベル波形上のレベル変動を照合し、対象事象の同定、誤認や取り違いの排除、ならびに時刻ずれの扱いを整理します。 本作業は原則として24時間分の測定データを対象とするため、10分間隔の表示を用いる場合には、最大で144枚のレベル波形を確認・記録する工程となります。 また、必要に応じて録音データを併せて確認しながら作業を行います。 この工程は解析全体の中でも特に作業時間を要しますが、ここでの照合を丁寧に行うことが、後続の解析、分類、統計処理、ならびに第三者への説明における整合性と信頼性を担保する上で極めて重要となります。

騒音レベル波形 信頼性 照合記録

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報告書に記載する事項

本ページでは、弊所が作成する騒音測定報告書において、どのような事項を、どのような考え方で整理しているかをご紹介します。

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騒音の時間分布図

音が「いつ・どれくらい」で起きているかを、時系列の図で一目で見える化します。どの時間帯に集中しているか、どのレベルが多いかが直感的に分かります。さらに音の種類を色分けすることで、「どんな音が、いつ起きたか」まで見える化でき、被害の実情(回数・頻度)もまとめて把握できます。

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騒音の度数分布図

測定値のばらつきを「見える化」します。 この図により、測定値が「どれくらいの音が多いか」「どの程度の範囲に収まるか」を一目で知る事が出来ます。

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低周波音の評価

騒音による体調不良(圧迫感・イライラ・不眠)などが、低周波音が原因である可能性を確認するための分析です。

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視聴用データ(QRコード)

音は「聞く」のがいちばん伝わります。 QRコードで録音をすぐ再生でき、いつの・どんな音かも分かるように整理しています。

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騒音レベル波形

記録した時刻に該当する事象をレベル波形に記録します。 10分毎に作成するので、24時間連続測定の場合は、最大144枚に及ぶ膨大なバックデータになります。

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