- 2026.03.03
- 騒音測定を依頼するタイミング|記録と証拠があなたを守る
- 2026.03.02
- 騒音の証拠の集め方
- 2026.03.01
- 騒音計アプリの精度は?スマホで騒音は測れる?dBの誤差と測定限界
測定を依頼するタイミングについて
騒音測定を依頼するタイミングは、記録が積み重なり、何か行動を起こそうと考え始めたとき。
それが一つの目安です。 → 詳しく読む
NEW! 騒音調査で実際に作成している報告書のサンプル・構成例をご紹介する専用ページを公開しました。
このコラムでは、測定者が自身の実際の体験をもとに、気まぐれに書いた記事をお届けしています。
普通の騒音計では低周波音が測れない理由
「騒音計で測ってみたのに、ほとんど反応しない」低周波音のご相談では、こうしたお話を何度も伺います。 でも実際には、音(圧迫感のようなもの)が確かにある。同じ音なのに、なぜ数字に出ないのでしょうか。 結論から言うと、騒音レベルは、人が聞こえやすい音に合わせて”作られた数字”だからです。そのため、人には聞こえにくい低周波音の成分は、表示に出にくくなります。 これが、一般的な騒音計(騒音レベル)で低周波音をつかみにくい主な理由です。 「音」ってなに? 私たちの身の回りには、さまざまな音が常にあります。人の声、音 ...
低周波音の対応事例 ⑤
行政が実施した騒音対策事例は、騒音問題や低周波音に悩む方にとって、問題解決のヒントとなる貴重な資料です。しかし、事例の多くは専門的な表現が多く、自身の状況と照らし合わせて読み取るのは容易ではありません。 そこで本記事では、環境省が公開している低周波音の対応事例を、実際の騒音測定に携わってきた計量士の立場から読み解き、分かりやすく解説します。 第5回は、空調室外機が音源となる低周波音についての事例をご紹介します。 本事例の特筆すべき点は、特別に大きな音圧レベルではない低周波音であっても、調査員自身が体調不良 ...
低周波音の対応事例 ④
行政が実施した騒音対策事例は、騒音問題や低周波音に悩む方にとって、問題解決のヒントとなる貴重な資料です。 しかし、事例の多くは専門的な表現が多く、自身の状況と照らし合わせて読み取るのは容易ではありません。 そこで本記事では、環境省が公開している低周波音の対応事例を、実際の騒音測定に携わってきた計量士の立場から読み解き、分かりやすく解説します。 第4回は、アパートの上下階で発生した低周波音を、行政が公害苦情相談として調査した事例です。 音源は「上階の冷蔵庫」。どの家庭にもある家電でも、条件次第で低周波音が問 ...
低周波音の対応事例 ③
行政が実施した騒音対策事例は、騒音問題や低周波音に悩む方にとって、問題解決のヒントとなる貴重な資料です。しかし、事例の多くは専門的な表現が多く、自身の状況と照らし合わせて読み取るのは容易ではありません。 そこで本記事では、環境省が公開している低周波音の対応事例を、実際の騒音測定に携わってきた計量士の立場から読み解き、分かりやすく解説します。 第3回では、隣接する工場から発生する低周波音について、行政と事業者が対応した事例を取り上げます。 第3回 【事例 10】 隣接する工場から発生する低周波音への対応事例 ...
低周波音の対応事例 ②
行政が実施した騒音対策事例は、騒音問題や低周波音に悩む方にとって、問題解決のヒントとなる貴重な資料です。しかし、事例の多くは専門的な表現が多く、自身の状況と照らし合わせて読み取るのは容易ではありません。 そこで本記事では、環境省が公開している低周波音の対応事例を、実際の騒音測定に携わってきた計量士の立場から読み解き、分かりやすく解説します。 第2回として、今回はルームランナーによる低周波音の事例を取り上げます。同一建物内の騒音(規制対象外とされやすい問題)でありながら、行政が調査・対応した点が特徴です。 ...
低周波音の対応事例 ①
行政が実施した騒音対策事例は、騒音問題や低周波音に悩む方にとって、問題解決のヒントとなる貴重な資料です。しかし、事例の多くは専門的な表現が多く、自身の状況と照らし合わせて読み取るのは容易ではありません。 そこで本記事では、環境省が公開している低周波音の対応事例を、実際の騒音測定に携わってきた計量士の立場から読み解き、分かりやすく解説します。 第1回として、今回は空調室外機による低周波音対策の事例を取り上げます。 苦情者が1人のみで原因を確定できない状況でも、測定を通じて対策が講じられ、結果として生活上の支 ...
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騒音測定を依頼するタイミング|記録と証拠があなたを守る
騒音測定を依頼するタイミングは、記録が積み重なり、何か行動を起こそうと考え始めたとき。それが一つの目安だと、私は考えています。 騒音の記録は証拠になるのか 毎日の記録は、あなたにとって大切な武器になります。それは、あなた自身の主観による記録だからです。 あなたが不快だと思った音の記録。それは、誰にも観測することはできません。 だからこそ、その記録には意味があります。それは、あなたの体験そのものだからです。 しかし、武器だけでは守れない場面もあります。 相手から疑われたとき。「証拠はあるの?」と言われたとき ...
騒音は慣れるもの?
最初はうるさいと思っていた環境も、毎日続くうちに、だんだん慣れて気にならなくなることがあります。 実際、私も地方出身で、初めて東京に出てきたころは、騒音の大きさに驚きました。ただ、地方が静かで、東京がうるさい、といった単純な話ではないように感じています。 音を一つ一つのぞいていった先に、いちばん底に残る音のようなものがあります。その「残る音」が、地方都市と東京では、どこか違う気がするのです。この感覚、分かっていただけるでしょうか。 今ではすっかり都会の音に慣れてしまい、たまに帰省すると、ふと訪れる静けさに ...
騒音被害者への偏見
テレビやSNSなどでは、騒音被害が、まるでクレーマーのように扱われることがあります。 そういった事もあるでしょうが、それはごく一部だと思っています。 少なくとも、私のこれまでの経験では、そういった事はありません。 どちらかと言うと、世間のそういった偏見の目に苦しんでいらっしゃる方が多いように感じています。 いくつか事例を交えて、一体どのような状況で、騒音被害を訴えているかを、ご紹介したいと思います。 運動会かな? 足音が気になって。。 そうおっしゃられたお客様のお宅で測定を行いました。 最初の内は、確かに ...
騒音被害の辛さ
お問い合わせを頂いた際、どのような状況なのかを詳しくお伺いするのですが、お話を進めて行くと、ほとんどのお客様が、騒音による二次被害に苦悩されてる様子が伺えます。 騒音による二次被害 ここでは、音の大きさが主な要因で会話障害・睡眠妨害などが起こる状態を、「一次被害」として書きます。こうした内容は、各種の基準や目安に照らして整理されやすく、行政へ相談が向くことが多いと思います。 これに対し、騒音による「二次被害」とは、日々の騒音の繰り返しや、それに伴うストレスなどにより、体調を崩したり、日常生活に支障が出る状 ...
お問い合わせ時のよくあるご質問
このゴラムでは、お問い合わせ時に皆様からよく頂くご質問についてご紹介いたします。これから測定をお考えの皆様のご参考になれば幸いです。 Q1. 一般個人の依頼も受けてもらえますか? もちろん可能です。弊所では、一般個人のお客様からのご依頼を数多く承っております。 「いくつかの測定業者に相談したが、個人という理由で断られた」そのようなお悩みを抱えてご相談に来られる方が非常に多くいらっしゃいます。 弊所では、個人様であることや、調停・裁判に係る測定であることを理由にお断りすることはありません。安心してご相談くだ ...
騒音の可視化とは
騒音の測定は、ただ数字を記録するだけでは終わりません。 大切なのは、「どんな音が」「いつ頃」「どれくらいの強さで」起きているのかを、 誰が見てもすぐに理解できる形にすることです。 それにより、被害を受けている方が「これが毎日続いているんです」と、 周りの人や行政、専門家にしっかり伝えやすくなります。 ここでは、私たちの報告書でよく使っている図の例をいくつかご紹介しながら、 騒音がどうやって「見える」ようになるのかを、わかりやすくお伝えします。 1.騒音の分布を可視化 騒音を音の種類ごとに分類し、その発生を ...
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騒音の証拠の集め方
騒音の記録を付け続けているのに、「被害者自身の記録は証拠になりにくい」と言われたことはありませんか。 「この記録は、本当に証拠になるのだろうか」そんな不安を感じている方は、少なくありません。 結論から言うと、その記録はとても貴重な証拠になり得ます。この記事では、その理由を分かりやすく説明します。 個人で付けた騒音記録の限界 個人で記録している内容には、「被害者自身の見解」が含まれているという意味で、とても重要な資料です。 しかし、被害者自身が付けている記録には、決定的に足りないものがあります。それが、「測 ...
騒音計アプリの精度は?スマホで騒音は測れる?dBの誤差と測定限界
騒音計アプリの精度はどのくらいなのでしょうか。スマートフォンの騒音計アプリは正確なのか、どのdBまで測定できるのか疑問に思う方も多いと思います。 私たちのような測定業者は騒音計アプリを毛嫌いしているように思われるときがあるのですが、そんなことは全く無くて、こういう精密機器を使用した仕事をしているからこそ、スマホなどの新しいガジェット系が大好きだったりします。 iPhon が日本で発売された当初から使っていますし、アップストアで騒音計アプリを見つけた時は、片っ端からインストールして遊んでいました。 もちろん ...
測定前のヒアリングの重要性
ある日、弊所のお客様からこんなご相談がありました。 「対応先から、こんな問い合わせがあり困っているので助けてください」 そのお客様は、都心のとても素敵な新築マンションにお住まいでした。ところが、トイレやバスルームへ向かう廊下の床を踏むたびに、ギシギシと大きな床鳴りが発生していました。管理会社に何度も相談したそうですが対応してもらえず、やむなくお引越しをされることになりました。 その音を証拠として記録するため、弊所に床鳴り音の測定をご依頼いただいた、という経緯があります。 その測定結果を管理会社へ提出したと ...
騒音測定で「お客様のメモ」をお願いする理由
お客様に記録を付けて頂く理由 お客様から、このようなご質問を頂きました。 「他の業者では、測定中は家を空けてくださいと言われたんですけど。。」 おそらくそれは、お客様ご自身の生活音を無くすことが目的なのだと思います。環境基準や騒音規制法に基づく評価では、時間平均や時間率による数値評価が行われるため、お客様ご自身の生活音は、測定の妨げになるからです。 たしかに、マンション完成時の品質検査では、私も同じような測定を行います。 ですが、実際に人が住んでいる室内で問題になっている音は、そのような「平均的な音」では ...
騒音測定の流れをご紹介
「測定してもらいたいけど、何から始めたらいいか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。 この記事では、騒音測定の依頼から報告書提出までの流れを、各ステップのポイントとあわせて解説します。初めての方でも安心して進められるよう、実際の手順を具体的にご紹介します。 全体の流れ 騒音測定は、「お問い合わせ → 打ち合わせ → 測定の実施 → データ解析 → 報告書提出」という流れで進みます。 ご相談内容にもよりますが、『測定の実施』から『報告書提出』までは通常 10日程度です。お急ぎの場合は最短スケジュ ...
騒音測定におけるエビデンスとは
「エビデンス(evidence)」とは、証拠や根拠を意味する言葉です。騒音測定の分野においては、測定結果の正確性や信頼性を裏付けるためのデータや資料を指します。 簡単に言えば、「それを信じる理由は何ですか?」と問われたときに示す客観的な証拠がエビデンスです。 特に、調停や裁判などを目的とした騒音測定では、このエビデンスが非常に重要な役割を果たします。感情的な訴えだけではなく、事実を裏付ける数値や記録が問題解決の鍵となるためです。 騒音測定におけるエビデンスの具体例 1. 等価騒音レベル(LAeq)や最大騒 ...
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実際にあった印象的な出来事
このコラムでは、実際に私が経験した、騒音測定に係る印象的な出来事についてお話したいと思います。 少し前のお話になりますが、ある依頼がありました。 「常にドン・ドン・ドンと太鼓をたたくような音がする」 先ずは現地の状況を見て、測定できるか判断して欲しい、という事でしたので、翌日、測定機材をもってお伺いしました。 問い合わせを頂いたのは、かなりご高齢の女性の方でした。早速、状況を伺いながら現地の確認を始めました。 そこは、賑やかな通りから少し外れた静かな住宅街の一軒家でした。室内はとても静かで、空気清浄機の音 ...
お客様からいただいたお言葉
測定を行っていると、報告書をお届けした後に、思いがけないほど温かいお言葉を頂くことがあります。「助かった」「前に進めそう」といった一言に、私のほうが救われる瞬間です。騒音のことでお悩みの方の中には、「測定を依頼するほどのことなのか」「費用に見合うのか」「意味があるのか」と迷われる方も少なくありません。けれど、状況を整理し、事実として残すことは、次の一手を考えるための“土台”になります。このコラムでは、実際にご依頼いただいた方から頂戴したお礼の言葉を、いくつかご紹介します。いま迷っている方にとって、少しでも ...
野生の生き物たちの鳴き声のレベル
前回は「静けさ」をテーマに、そこから連想される様々な場所の音量を測定した事例をご紹介しました。 その中で、自然豊かな環境の音は、音量のレベルだけを見ると意外に高い、という結果が出ました。 この結果は、多くの方にとって想像通りだったかもしれません。 なぜなら、自然豊かな環境とは、鳥や虫といった多くの小動物たちが生息する場所でもあるからです。 彼らは生命力にあふれ、その存在をアピールするかのように力強い鳴き声を発します。 そこで今回は、その生命力あふれる小動物たちに焦点を当て、彼らの鳴き声が一体どれほどのレベ ...
静けさのレベル
「静けさ」や「静寂」という言葉で、どのような場所をイメージしますか?身近な場所では図書館や映画館、美術館なども、静かな空間として思いつきますが、「静けさ」や「静寂」とは違う気がします。 どちらかというと、夜の海、山間の湖畔、深い森の奥、夜の海など、人の少ない自然豊かな場所を想像します。 私たちの身の回り、特に東京都周辺では、この様な場所を探すのは難しいですが、生活圏内で現実的な場所で考えると、海沿いであれば葉山、湖畔であれば芦ノ湖畔、森の中であれば箱根強羅などは、イメージとして「静けさ」や「静寂」に近いの ...
セミ音の影響について
7月初旬から9月の中旬までの約2ヵ月半の間、公園や街路樹などの木々の多い所ではセミの鳴き音が発生します。 セミは1つの個体でも非常に大きな音を発生するのですが、群れになった場合は相当なレベルとなり、静かな地域においては支配的な騒音源になる事があります。 このような環境での騒音調査は望ましくは無いのですが、やむを得ず測定を行わなければならない時にはセミ音対策を考えなければなりません。 セミ音の発生時間帯は主に日中ですが、都内においては早朝から夜遅くまで発生する事があります。 またセミ音は突発的な ...
雨の影響について(道路騒音)
雨天時に測定を行わないのはもちろんですが、測定が長時間に及ぶ場合、測定期間中に天候が悪化して雨が降る事があります。 近年多くみられるゲリラ雷雨のような強雨であれば、被害にあう前に測定を中止して機材を回収するのですが、小雨や霧雨程度の降雨量が1mm以下の場合は、そのまま測定を続行する事の方が多いです。 理由としては降雨があったとしても僅かな量であれば測定値に影響がない場合もあるからですが、僅かな量で終わるか否かは観測を続けて、結果を見なければ分からないからです。 その結果から測定データが有効か否かを判断しな ...
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