普通の騒音計では低周波音が測れない理由
「騒音計で測ってみたのに、ほとんど反応しない」低周波音のご相談では、こうしたお話を何度も伺います。 でも実際には、音(圧迫感のようなもの)が確かにある。同じ音なのに、なぜ数字に出ないのでしょうか。 結論から言うと、騒音レベルは、人が聞こえやすい音に合わせて”作られた数字”だからです。そのため、人には聞こえにくい低周波音の成分は、表示に出にくくなります。 これが、一般的な騒音計(騒音レベル)で低周波音をつかみにくい主な理由です。 「音」ってなに? 私たちの身の回りには、さまざまな音が常にあります。人の声、音 ...
騒音被害は、なぜ理解されにくいのか
テレビやSNSなどでは、騒音被害が、まるでクレーマーのように扱われることがあります。 そういった事もあるでしょうが、それはごく一部だと思っています。 少なくとも、私のこれまでの経験では、そういった事はありません。 どちらかと言うと、世間のそういった偏見の目に苦しんでいらっしゃる方が多いように感じています。 いくつか事例を交えて、一体どのような状況で、騒音被害を訴えているかを、ご紹介したいと思います。 日常生活音とは思えない足音 足音が気になって。。 そうおっしゃられたお客様のお宅で測定を行いました。 最初 ...
お問い合わせ時のよくあるご質問
このゴラムでは、お問い合わせ時に皆様からよく頂くご質問についてご紹介いたします。これから測定をお考えの皆様のご参考になれば幸いです。 Q1. 一般個人の依頼も受けてもらえますか? もちろん可能です。弊所では、一般個人のお客様からのご依頼を数多く承っております。 「いくつかの測定業者に相談したが、個人という理由で断られた」そのようなお悩みを抱えてご相談に来られる方が非常に多くいらっしゃいます。 弊所では、個人様であることや、調停・裁判に係る測定であることを理由にお断りすることはありません。安心してご相談くだ ...
騒音の可視化とは
騒音の測定は、ただ数字を記録するだけでは終わりません。 大切なのは、「どんな音が」「いつ頃」「どれくらいの強さで」起きているのかを、 誰が見てもすぐに理解できる形にすることです。 それにより、被害を受けている方が「これが毎日続いているんです」と、 周りの人や行政、専門家にしっかり伝えやすくなります。 ここでは、私たちの報告書でよく使っている図の例をいくつかご紹介しながら、 騒音がどうやって「見える」ようになるのかを、わかりやすくお伝えします。 1.騒音の分布を可視化 騒音を音の種類ごとに分類し、その発生を ...
騒音測定の進め方
この記事では、騒音測定のご相談から報告書提出までの流れを、各ステップのポイントとあわせて解説します。初めての方でも安心して進められるよう、実際の手順を具体的にご紹介します。 全体の流れ 騒音測定は、「お問い合わせ → 打ち合わせ → 測定の実施 → データ解析 → 報告書提出」という流れで進みます。 測定をご希望の場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。まだ測定までは考えていないけれど、まずは話だけ聞いてみたい、といった内容でも構いません。また、匿名でのご相談をご希望の場合は、匿名相談窓口もご利用 ...
騒音トラブルで役立つ証拠とは
騒音トラブルで役立つ証拠とは 騒音の相談では、つらさを言葉で伝えるだけでは、相手に十分伝わらないことがあります。 「いつ」「どこで」「どのくらいの音が出ていたのか」を、客観的に示すために役立つのが、測定結果や記録です。 この記事では、騒音トラブルで役立つ証拠にはどのようなものがあるのか、できるだけ分かりやすくご紹介します。 騒音の証拠になるもの 1.騒音の大きさを示す測定値 騒音計で測った数値は、騒音の大きさを客観的に示すための基本的な資料です。 たとえば、一定時間の平均的な音の大きさや、一時的に大きくな ...
野生の生き物たちの鳴き声のレベル
前回は「静けさ」をテーマに、そこから連想される様々な場所の音量を測定した事例をご紹介しました。 その中で、自然豊かな環境の音は、音量のレベルだけを見ると意外に高い、という結果が出ました。 この結果は、多くの方にとって想像通りだったかもしれません。 なぜなら、自然豊かな環境とは、鳥や虫といった多くの小動物たちが生息する場所でもあるからです。 彼らは生命力にあふれ、その存在をアピールするかのように力強い鳴き声を発します。 そこで今回は、その生命力あふれる小動物たちに焦点を当て、彼らの鳴き声が一体どれほどのレベ ...
静けさのレベル
「静けさ」や「静寂」という言葉で、どのような場所をイメージしますか?身近な場所では図書館や映画館、美術館なども、静かな空間として思いつきますが、「静けさ」や「静寂」とは違う気がします。 どちらかというと、夜の海、山間の湖畔、深い森の奥、夜の海など、人の少ない自然豊かな場所を想像します。 私たちの身の回り、特に東京都周辺では、この様な場所を探すのは難しいですが、生活圏内で現実的な場所で考えると、海沿いであれば葉山、湖畔であれば芦ノ湖畔、森の中であれば箱根強羅などは、イメージとして「静けさ」や「静寂」に近いの ...
距離減衰の考え方
この記事では、実測値をもとにした距離減衰の考え方を解説しています。仕様書やカタログに記載された音響パワーレベルを使って、設計段階で騒音影響を予測する計算については、音響パワーレベルの距離減衰をご覧ください。 1.距離減衰の考え方 音は距離が増すほど減衰します。 点音源の場合は倍距離 -6dB 線音源の場合は倍距離 -3dB ところが、面音源の場合は距離による減衰はありません。 これは、距離減衰の考え方が、音のエネルギーの拡散によるものだからです。 点音源を球体と考えると、球体の表面積は 4πr^2 で求め ...
いつ発生するか分からない音の測定方法
道路騒音や工場・事業場騒音とは異なり、生活騒音は発生のタイミングや頻度に規則性がない場合が多く、特定の時間に測定しても対象の音を捉えられないことが少なくありません。 特に、調停などの場では、音の大きさだけでなく、その発生頻度も重要な判断要素となります。 生活騒音は、当事者の生活サイクルに依存するため、発生パターンを事前に予測するのは困難です。 そのため、測定日を決めて訪問しても、対象の音が発生しないという事態も起こり得ます。かといって、音が発生したタイミングでご連絡いただいても、すぐに駆けつけられるとは限 ...







